昨日はフランスの共有型電子カルテとIBMワトソンを使ったデジタル・ホスピタルについてのご視察に。どちらかと言うと日本よりも遅れていた印象のこの分野でしたが、ここへきて病院のAI医療、IT化が飛躍的に進みました。
スマート内視鏡カメラも、スマート執刀ナイフも、病理に繋がっていて瞬時に結果が出、自動的に電子カルテに入力され、メスに切除を指令、医師(人間)がヴァリデートして完了します。
院内で撮る画像は全てAIが即時に分析、やはり人間の放射線科医がヴァリデートしPACS/DICOMで保存します。
手術前に執刀医は3Dヴァーチャル・シミュレーションでイメージを高めた後で、実際にラパロします。サイバー・ナイフは人間には不可能な精密さで切除します。シミュレーターも手術ロボットも回を増すごとに最も良い動きを覚えて行きます。
院内薬局もスマート調剤。注文・在庫管理・処方箋チェック・配薬は全てロボット(薬剤師がヴァリデート)がし、投薬したナースがヴァリデートします。
データ・バンクは難病治療研究目的に限り(クリプト匿名化して)二次利用できます。疫学・医療経済統計・プレディクト医療、オーダーメイド医療もここで行われます。全国標準共有型電子カルテDMPとも互換性コンパチブルです。患者はスマホから電子カルテにアクセスできます。
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